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Home/Blog/駆け抜ける短い夕焼けの時 季節限定車窓から 

夕陽ノロッコ号に乗車して来ました。

これは毎年9月20日頃から10日間ほど

夕陽の時間に合わせて釧路駅から塘路駅まで

一日一往復だけ運転される季節限定のノロッコ号です。

釧路の夕日は素晴らしく、大変人気の観光列車。

しかし、お天気が最優先。

予約が必要なのでそこは運任せです。

 

この日も乗車前小雨がパラつきとても心配したのですが、

発車して塘路駅到着後、折り返し列車で釧路駅へ向かうとき、

それは期待通りの夕景に出会えました。

車窓から見えたのは段々と青空が紅く色づいていく空。

エゾ鹿の群れやタンチョウが見られ、

そして紅く染まった空にシルエットを浮かび上がらせたのは

釧路湿原にそびえ立つ岩保木水門(いわぽっきすいもん)

釧路川を仕切る水門で隣にはめずらしい昔の建造物、

木製の水門も存在しています。

 

日の入りは駆け足でやって来て

空は短い間に様々な色合いに変化して行きました。

そして日没。

幻想的なブルーアワーのとき。

深く藍色に染まる短い時間。

 

澄んだ道東の夕焼けを機会があればぜひご覧いただきたいと思います。

幣舞橋の夕日ももちろん素晴らしいですが、

車窓の夕日も味わい深く秋の訪れを感じさせてくれました。